ISW論評
https://www.understandingwar.org/backgrounder/russian-offensive-campaign-assessment-february-24-2023
クレムリンは、2月24日のロシアの本格的なウクライナ侵攻1周年についてコメントしなかったが、
これはロシアが表明した目的を何一つ達成できず、2022年7月以降も大きな領土獲得を
していないためと思われる。

あるロシアの情報筋は、中国が12項目の平和計画を発表したことを利用し、
中国がロシアのウクライナでの戦争を支持していると不正確に表現した。

米国情報機関は、欧米の制裁体制がロシアの防衛産業基盤に圧力をかけ続ける中、
中国がロシアへの殺傷能力のある援助の送付を真剣に検討しているとの評価を続けていると報じている。

欧米各国政府は2月24日、ウクライナへの軍事支援提供について様々な声明を発表した。
クレムリンは、モルドバの占領地トランスニストリアでの偽旗作戦の可能性を考慮し、
情報条件設定をエスカレートさせた。

ロシア軍は、スバトベ北西とクレミンナ付近で地上攻撃を継続した。
ロシア情報筋は、ロシア軍が特定の空挺部隊(VDV)の編成を少なくとも
2つの進撃軸に分断したことを確認した。

ロシア軍は、Bakhmut周辺で限定的な領土を獲得し、ドネツク州の前線全域で地上攻撃を継続した。
ウクライナ政府関係者は、ロシア軍が東(左)バンクケルソン州で不安を感じている可能性を示唆した。
ロシア当局は、ロシア平和維持軍の能力を拡大するための措置を継続している。
ロシア側は、ドネツク人民共和国 (DNR)司令官の不祥事をロシア軍に転嫁しよ うとした模様。
ウクライナのパルチザンがクリミ アのポシュトフ付近の鉄道区間を 爆破した可能性が高い。