AI操縦の戦闘機、合計17時間を超える飛行に成功--模擬空中戦も
CNET Japan

AI操縦の戦闘機、合計17時間を超える飛行に成功--模擬空中戦もの画像

 米国防総省の国防高等研究計画局(DARPA)は先ごろ、戦闘機「F-16」を改造して人工知能(AI)を搭載した可変飛行シミュレーション試験機(Variable In-flight Simulator Test Aircraft:VISTA)の「X-62A」を、複数回にわたり合計17時間以上飛行させたことを明らかにした。一連の飛行は、2022年12月にカリフォルニア州のエドワーズ空軍基地で行われた。

 試験中は、4種類あるAIアルゴリズムのいずれかが常にX-62Aを制御していた(ただし、非常時に備えてパイロットも毎回同乗した)。この試験では離着陸のほか、模擬戦闘任務としてドッグファイト(空中戦)も実施した。下の動画では、AIによる飛行とX-62Aについて詳しく説明している。