ゴルバチョフはウクライナの独立に反対し、クリミア併合を支持した
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2022/09/post-99520_2.php

1991年12月の住民投票後も、モスクワはクリミア半島の帰属については問題が残っていると主張した。
クリミアは第2次世界大戦後にソ連当局によってウクライナ共和国の一部とされた経緯があるからだ。
ゴルバチョフは2013年にBBCに、ソ連崩壊は「クーデター」によるもので、「犯罪」にほかならないと語った。
さらに2014年にロシアが武力でクリミアを併合した際には、国際社会の激しい非難にもかかわらず、ゴルバチョフはこの動きを支持した。
「クリミアはソ連の法律に基づいて、ウクライナに編入された。つまり住民の意見を聞かずに、(共産党の)法律でウクライナの一部になったのだが、
今回(住民投票が実施されて)住民の意思でこの過ちが正された」──ゴルバチョフはそうモスクワ・タイムズに述べたのだ。
米ロの対話継続を訴えていたゴルバチョフだが、こうした発言により、2016年にウクライナ政府から5年間の入国禁止にされた。