「ロシア国防省がウクライナ軍のドイツ製主力戦車を破壊する場面だとして公開した映像の中の装備が「農業用トラクター」だったとの疑惑が提起された。
(中略)ロシアのショイグ国防相はこの日の会見で、ウクライナ軍が反撃に出てから3日間で相当な戦果を上げたと明らかにした。(中略)その後ロシア国防省広報室は関連映像を公開した。
ロシア軍のKa-52攻撃ヘリコプターがレオパルト2戦車を破壊した際に撮影されたというこの白黒映像には、野原に止まっている黒い物体を狙った後ミサイルを発射して爆発する場面が収められた。
だがリアノーボスチ通信などを通じて報道された映像を見ると、破壊された車両の下部に戦車用駆動ベルトの代わりにタイヤが付いているように見えるのが確認できる。
上部に飛び出た部分もやはりレオパルト2戦車の砲身というには過度に短い。
ドイツdpa通信はさらに、ウクライナ侵攻を支持するロシアの軍事ブロガーさえ農業用トラクターを戦車と見間違えて破壊したという批判を浴びせていると伝えた。」