ザポリージャ州のメリトポリのウクライナ側のフェドロウ市長は3/10、ロシアの占領当局のバリツキー長官が
人民民兵を創設する政令を発布したとSNSに投稿した(telegram, @ivan_fedorov_melitopol/1487)。
兵員はロシア国籍保有者またはそうでない住民からなる義勇兵であり、任務はインフラの保護から公共ないし
私有財産の保護まであらゆる事柄だという。

そもそも人民民兵は、ドネツィクとルハーンシクの親露派の武装組織の名称で、ウクライナ侵攻後は
ロシア軍の指揮下に入り第1軍団・第2軍団となったことから、フェドロウ市長は、メリトポリの今回の
人民民兵は大砲のエサとして前線に投入される兵士になるとみている(@ivan_fedorov_melitopol/1490)。

ちなみにメリトポリは、今後想定されるウクライナ軍の反転攻勢の要所の一つとしてウクライナでは
メディアで注目が高まっており、このところ各メディアがフェドロウ市長にインタビューを行っている。

ロシア側も、ウクライナ軍が南部で反転攻勢をやるという情報は見せかけではないと判断した可能性がある。