プーチン政権は近年、「日本の軍国主義」を糾弾する動きが相次ぐ。

2021年9月、ソ連が旧日本軍幹部や生物・化学兵器の開発を進めた731部隊を裁いた「ハバロフスク裁判」の学術会議を開催。
プーチン氏の最側近、パトルシェフ安全保障会議書記も21年、
「日本政府が歴史を書き換えようとしても、アジア太平洋の人々は日本軍の残虐さを永遠に記憶するので、
日本はアジアで仲間を見つけることは難しい」と語った。

ロシア国防省もクーデターを起こしたミャンマー国軍に接近、
国軍とロシアは第2次大戦で日本軍と戦った「同胞」と呼びかける。

ロシアの特務機関、連邦保安局(FSB)も731部隊や日本軍の中国での侵略に関する史料を開示。
駐ロ中国大使は昨年9月、「過去を記憶することは、未来に最良の助言を与える」とロシア紙に寄稿し、
中ソによる対日戦の意義を改めて評価した。

ラブロフ外相は
「人類の歴史に血みどろの跡をつけた日本の軍国主義者たちを将来にわたって記憶しなければ」と強調した。

https://www.tokyo-np.co.jp/article/238807