全イージス艦にトマホーク搭載へ 計8隻、27年度までに改修方針
共同通信 3/25(土) 21:00配信

政府は、米国製巡航ミサイル「トマホーク」の導入に向け、海上自衛隊のイージス艦8隻全てを2027年度までに改修し、搭載可能にする方針を固めた。
政府関係者が25日、明らかにした。
他国領域のミサイル基地などを破壊する反撃能力(敵基地攻撃能力)を維持するため、長射程ミサイルの配備先をできるだけ増やす狙いがある。
ただ、イージス艦の基地が相手国からの攻撃の標的となる恐れもある。

関係者によると、導入するトマホークは最新型の「ブロック5」で射程約1600キロ。
政府は23年度予算案に取得費2113億円を計上し、400発購入する方針を表明している。
部隊配備は26年度からと想定し、前倒しできないか米側との協議も視野に入れている。

イージス艦は現在、横須賀基地(神奈川県)と舞鶴基地(京都府)に2隻ずつ、佐世保基地(長崎県)には4隻が配備されている。
政府はトマホークを発射できるようにするため、各艦の「垂直ミサイル発射システム(VLS)」関連の改修費を24年度予算から計上する方針だ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/996338fe0754216f96c509866a33a922fc704154