旧帝国海軍はそもそもボルネオ産の流動性の高い艦艇燃料を使用してたので
それを使う限りは蒸気加熱が必要ない低比重で海水と混和しても分離しやすい性質だった

日本駆逐艦のうち蒸気加熱する重油タンクを備えたのは夕雲型から
その後に修理追加装備で一部の陽炎型にも蒸気加熱装置が入った
要するに臨機調で勧告された朝潮、白露、初春への
自動海水補填装置については蒸気加熱の必要ない
低粘度、低比重のボルネオ産燃料使用が前提だった

静水圧、サイホンの原理、自動海水補填装置の図面が
理解できないバカにも分かるように説明してみた