まだ続いていましたか。
 造船官の著作を含め日本艦艇の基本文献をいくつか提示してもご納得いただけないとなるとなかなか難しいですね。

 戦中や戦前時の資料になりますが、「潜水艦の話」https://dl.ndl.go.jp/pid/1175156/1/32など如何でしょうか。
 造船官の著作に比べると簡単に過ぎますが、燃料の消費に従って海水が自ずから入り来たり燃料を圧し上げて、
とそのものズバリ書いてあります。

 同じく「造船学下巻(兵運秘甲6号甲7号乙7号)の潜水艦の部 https://dl.ndl.go.jp/pid/1908345/1/158でも、
但し燃料油タンクに対しては今日の重油機関の燃料は燃料移動を海水にて押出補填し得るを以て、
とありますね。
 
 あと無断転載禁止ですから直リンクは避けますが、HP「海軍砲術学校」で公開している「潜水艦概説」(海上自衛隊幹部候補生学校)のP7にも簡単な図と共に同様の説明があります。
 やはり海水をタンク下部に導入しFO(,燃料)を押し上げタンク上部から内殻内へ移す仕組みになっています。

 このあたりでご容赦いただけると助かります。
 どうも我々アマチュアにとっては意外なことでも、当事者や造船官にとっては言うまでもない当然のことだったようです。