>>466

「動員」の意味は、ロシアとウクライナとでは違います。

ロシアの方は、昨年の秋に200万の予備役から30万を召集したことを言います。予備役とは、軍務の経験があり、予備役の登録をして定期訓練を受けている人たちのことです。昨年秋の場合は、工兵で民間の現場経験者がわりに多く、後方や占領地の補給や地雷除去や復興建設にかなりまわされているようです。

ウクライナの方は、一般人の動員で、かなり強引です。そのような状況は、ウクライナ国内で多数の動画があがっていますが、すぐに消えたり、いたちごっこです。

ウクライナでは、徴兵猶予の証明書(ホワイトパス)携帯が必須です。なければ検問とかで捕まって護送車に放り込まれます。例えば、ウクライナの国会議員が道を歩いていて徴兵機関に捕まって、議員なので後で当局を批判していたりします。また、ちゃんと訓練してから戦場に送ることを徹底する法案が検討されています。企業や団体には、人を隠すなという通知が言っています。

とにかく、こういうわけで、ウクライナは兵士の供給は十分です。兵士は贅沢に使っています。ウクライナに必要なのは、戦車や航空機や砲や弾薬です。

ロシアの方は、厚待遇の短期契約で誘っても応募者は少ないです。兵士の数が少ないのが弱点です。もし損害が多くなれば、二回目の予備役の召集も必要になるかもしれません。