新型兵器の製造に困難抱えるロシア、旧型投入で継戦能力維持か CSIS報告書
https://news.yahoo.co.jp/articles/19704a84551698d794b03f3a58ba92fb0eae4fca

CSISの試算によれば、ロシア軍はこれまでの戦闘で戦車やトラック、大砲、
ドローン(無人機)といった主要な装備を1万単位近く失った。
ただ一方で冷戦期及びそれ以前の装備の在庫を活用し、
これらの損失を埋め合わせることは可能だという。

その場合、先端的な装備という観点からロシア軍の質は低下する公算が大きい。
少なくとも短期的にはそうなると、CSISの報告書は述べている。

報告書では、ロシアが戦争開始から1年で失ったとみられる戦車の数を1845両から
3511両と推計。
とりわけ2013年に初めて投入された比較的新型の主力戦車「T72B3」の被った損害が甚大だった。

報告書によればロシアは依然としてウクライナに対する数的優位を保っている。
膨大な予備の在庫があるためだ。
それは兵力から陸海空の戦力まで、あらゆる指標に共通しているという。

数的優位により、ロシアは来年にかけて消耗戦を戦うことが可能になる。
多大な物量を戦場に投入し、ウクライナの装備が底をつくまで戦闘を続けるとみられる。

ロシアの数的優位を相殺するには、西側諸国が引き続き技術的に
優れた装備をウクライナに供給することが必須だ。