プリゴジンは、年頭に報道された数人の兵士との談話のなかで、今年はまず官僚制と腐敗を打破してそれから
ウクライナに戦争で勝って…と語っていて、そのあと砲弾の補給問題をめぐって公衆が見ているところで
国防省の不手際を非難し、またふたたび4/14の長文の声明のなかで、無能で腐敗したエリートと特権層を
やっつけるという意志を示しており、加えてロシア民族の栄光と領土を暴力によって取り戻そうとしているわけだから、

真のファシストとしての素質は十分にありそうなんだが、エリート特権層に対するルサンチマンの感情が強すぎる。
そういうプリゴジンに権力を奪われないようにするために、プーチンは、オリガルヒ資本主義を見かけ上愛国的な
ものに再編して、過激な右翼発言で人々をひきつけて、ファシストの最高指導者としてふるまう必要があるだろう。
実際それが昨今やってきたことではないか。