>>673
そもそも今世紀初頭にソマリア海賊対策として国連の要請でソマリア沖に展開させている主要国の艦艇や、
各国海軍が活動拠点としているジブチの基地群にしても、肝心のソマリア海賊が激減してしまった以上、
大幅な規模縮小や解散に至ってもおかしくないのに、いまだに主要国はこれを保持し続ける方針なのも、
常に情勢不安定な中東やアフリカで何か起きた時に、近場に軍事拠点や対応兵力がいた方が何かと
便利なのが大きな理由であるし。

それに「国際的な平和維持活動」にある程度の兵力を派遣して国際貢献を行わないと、その国の国際的な
発言力にも響くから、紛争地への地上部隊派遣よりも、軍艦1隻展開させれば事足りるソマリア沖の任務は、
遥かに安全で効率よく「国際貢献ポイント」が稼げる都合のいい任務なのです(特に日本にとっては)。

ドイツに至っては、ほぼソマリア沖派遣任務に特化した軽武装の大型フリゲートを4隻も建造しましたが、
余りに特化し過ぎて対空・対潜能力の極めて低いポンコツだった為、設計中の1万トン級フリゲートは
防空能力を大幅強化な仕様に。