ドラグナーなんか3クール目辺りまで地球連合軍は宇宙どころか地球ですら一方的に追い込まれていて、
1年戦争時の連邦軍の一番ヤバい時よりも更に支配地域が少ないという危機的状況。

そして4クール目辺りにようやく連合軍の量産MAドラグーンの量産が軌道に乗って、ギガノス軍に対する
反抗作戦が始まるや、瞬く間にギガノス軍は全戦線で敗走を続け総崩れに。

そして最終盤になると、総統ドルチェノフはトップエースにして主人公のケン・ワカバの母親を人質にして
ギガノス軍に寝返らせるよう策を弄しますが、そんな事をしている内に番組冒頭の戦況報告まとめでは
ギガノス軍の残存部隊は次々玉砕し、挙句の果ては本拠地の月すら連合軍の猛攻で陥落寸前に。

最早ケン一人を寝返らせたところで挽回できる状況ではなく、ドルチェノフらの立て籠もる最後の砦にして
最大戦力の宇宙機動要塞も、戦力を削り取られて弱体化し、最後にはドルチェノフもろとも月面に落下し
ギガノス帝国はここに滅亡しました。

同じ量産機でも、粗製乱造型の安物ジムと違い、ドラグーンは試作機3機分の長所を取り入れ、なおかつ
試作機よりも強いというのが売り文句だったから、ここまで急速かつ強力な反抗作戦が実施できたのかも
知れませんが。

https://pbs.twimg.com/media/D2wBpBZU4AI4eLw.jpg
https://pbs.twimg.com/media/DCUVW8dU0AE_dzN.jpg:large

とは言えそれまでの主人公機である試作機のドラグナーが量産機より弱いままでは話が進まないし
プラモも売れないから、途中で強化改造を施す事により、大幅な性能向上が為されました。