加谷珪一はドイツ経済に関して、一つ重要なことに触れていない。(わざとか?

ユーロという通貨は、EU全体の経済力を平均を表しているので、
経済力の強いドイツにとっては事実上の「通貨安」状態で世界中に輸出することができる。
EU圏内でもドイツの経済力は圧倒的であり、価格設定なども有利に行うことができる。

EUという「経済的な鎧」をまとった状態のドイツを、単独経済の日本と比較している時点で
フェアな比較とはいえない。

むしろ、日本円が米ドル、ユーロに継ぐ国際通貨として流通していることに注目すべきだろう。