Colabo「バスカフェ」に相次ぐ妨害 活動再開も先行き不透明 (毎日 5/1)

虐待や性暴力を受けて家に居場所がない少女らを支援する一般社団法人「Colabo(コラボ)」のバスカフェ活動が、激しい妨害行為を受けて一時、
休止に追い込まれた。 約1カ月ぶりに活動を再開したものの、今後の見通しは不透明なままだ。

うずまく叫びや怒号
3月8日午後8時、東京都新宿区歌舞伎町の区役所前。マイクロバスの近くをピンク色のテントで覆った「バスカフェ」に、電灯がともった。

バスには食品や衣類、生活必需品のほか避妊具が積まれ、充電機器や無料でWi-Fi(ワイファイ)が使える環境が整う。
コラボは来訪を待つだけでなく、行き場がない少女に声を掛けて相談に乗る。
この日は代表の仁藤夢乃さん(33)が「声かけチーム」として、街に繰り出した。

だが、すぐに複数の男性に取り囲まれた。
「税金泥棒」「公金チューチュー」「不正会計」
男性らはそう叫び、仁藤さんらに接近し、スマートフォンで撮影を続けた。その後、動画配信も始める。

バスカフェは少女らのシェルターとしての役割もあることから、撮影の中止を求めるコラボ側に、男性らが「公道の通行を妨害するな」などと主張。
現場が騒然となった。こんな光景は2022年12月から頻繁に見られるようになっていた。
(中略)
監査委の勧告について、元会計検査院局長の有川博・日大客員教授(公共政策)は
「経理処理の仕方でミスがあったとの指摘で、意図的な不正処理があったとは認定していません」と解説する。
その上で、委託費の対象となる経費の費目を周知、指導する役割があったのに、「もっぱら事業者に負担や責任を負わせる形になっていた」として、
「都の責任や役割が問われる事態になっています」と指摘する。(後略)
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