経産省が出てきた時点でアウト
日立の元技術者が「日本の半導体の凋落原因」として国会で陳述したこと
https://president.jp/articles/-/69408?page=1

2021年6月1日午前9時、筆者は、衆議院の分館4階第18委員室の参考人席に着席していた。
衆議院の「科学技術・イノベーション推進特別委員会」から、半導体の専門家として参考人招致を受け、
「日本半導体産業の過去を振り返り、分析、反省し、その上で将来どうしたらいいか?」
について、意見陳述を行うよう要請されたからだ。

筆者は20分強の意見陳述で、主として次の3点を論じた。

①日本のDRAM産業は、安く大量生産する韓国の破壊的技術に駆逐された
②日本半導体産業の政策については、経済産業省、産業革新機構、日本政策投資銀行が出てきた時点でアウトとなった
③日本は、競争力の高い製造装置や材料を、より強くする政策を掲げるべきである