ISW論評
https://www.understandingwar.org/backgrounder/russian-offensive-campaign-assessment-may-18-2023
ウクライナ軍は、5月18日の反撃作戦において、バクムート周辺で戦術的な
イニシアチブを握り、戦術的に重要な成果を上げたという。
ウクライナ政府関係者は、ウクライナ軍がバクムート地区で戦場の主導権を握ったことを示した。

ワグナーグループの財務担当者エフゲニー・プリゴジンは5月18日、ワグナー傭兵がバクムートの
北と南で安定した側面を失ったため、バクムートでウクライナ軍を包囲することができないことを認めました。
プリゴジンとワグナー系の軍事ブロガーは、バクムート周辺での軍事的失敗を
ロシアの通常戦力のせいにしている。

プリゴジンは、バフムート周辺での失敗をロシア軍のせいにしようとしているため、
一部の超国家主義者から、バフムートの戦いを利用して個人的な野心を
満たしていると非難されている。

ロシア軍は5月17日夜から18日にかけてもウクライナ全土に大規模なミサイル
攻撃を行い、5月に入ってから9回目のキエフを狙った。
クレムリンは、自己検閲を促し、戦争の長期化に備えるため、国内の抑圧策を強化し続けている。

NATOのイェンス・ストルテンベルグ事務総長は、6月の国防相会議でウクライナへの
西側戦闘機の供与の可能性について議論する可能性があると述べた。

ロシア軍は、クピャンスク北東とスヴァトフ・クレミンナ線沿いで限定的な地上攻撃を実施した。
ロシア軍は、Avdiivka-Donetsk Cityライン上で限定的な地上攻撃を行った。
ウクライナのパルチザンと思われる不明な人物が、クリミアのロシア鉄道路線を攻撃した。

ロシア最高裁判所は5月18日、戦場で自発的に降伏したロシア軍兵士は
反逆罪で起訴されるとの判決を下した。

ロシア占領当局は、占領地でのインフラプロジェクトを支援するため、
ロシア連邦臣民との後援プログラムを発表し続けている。