G7広島サミットがきのう開幕し、各国の首脳らは原爆資料館を訪問しましたが、
その際、芳名帳に記した内容が公表されました。

核保有国のアメリカ、イギリス、フランスの首脳も「核兵器のない世界」に向けたメッセージを綴っています。

以下、全文です。

岸田総理
「歴史に残るG7サミットの機会に議長として各国首脳と共に『核兵器のない世界』をめざすためにここに集う」

アメリカ・バイデン大統領
「この資料館で語られる物語が、平和な未来を築くことへの私たち全員の義務を思い出させてくれますように。
世界から核兵器を最終的に、そして、永久になくせる日に向けて、共に進んでいきましょう。信念を貫きましょう!」

イギリス・スナク首相
「シェイクスピアは、『悲しみを言葉に出せ』と説いている。
しかし、原爆の閃光に照らされ、言葉は通じない。
広島と長崎の人々の恐怖と苦しみは、どんな言葉を用いても言い表すことができない。
しかし、私たちが、心と魂を込めて言えることは、繰り返さないということだ」

フランス・マクロン大統領
「感情と共感の念をもって広島で犠牲となった方々を追悼する責務に貢献し、
平和のために行動することだけが、私たちに課せられた使命です」

カナダ・トルドー首相
「多数の犠牲になった命、被爆者の声にならない悲嘆、
広島と長崎の人々の計り知れない苦悩に、カナダは厳粛なる弔慰と敬意を表します。
貴方の体験は我々の心に永遠に刻まれることでしょう」