夢は兵士になること 「戦争ごっこ」で遊ぶウクライナの子どもたち
https://news.yahoo.co.jp/articles/c5395dfef2a208a296dae9dfa594a5b8a4f90f09
子どもサイズの戦闘服と、見るからに大き過ぎる使い込まれたヘルメットを身に着け、
プラスチックの銃を持ったマクシム・ムドラク君(10)は「戦争ごっこが大好き。
大きくなったら本物の戦争で英雄になりたい」と話した。

 侵攻開始直後の2022年3月4日、マクシム君の父親オレクシーさん(当時40)は、
従軍はしていなかったものの志願兵部隊に物資を届けに行き、命を落とした。

 キーウ近郊のストヤンカ(Stoyanka)でマクシム君と暮らす祖母のバレンティナさん(72)によると、
侵攻が始まり父親を失うと、マクシム君は戦争に強い興味を示すようになった。

 マクシム君と一緒に遊ぶ少年の一人は、さらに踏み込んだ考えを持っている。

「前線で死んだ兵士たちのために、どうにかして絶対仕返ししたい」と戦闘服と手作りの
防具を身に着けたアンドリー・シロキフさん(13)は語る。

 夢は兵士になることで、軍事戦略を学ぶためでなければ学校に行く意味はないと思っている。
「ロシア人が僕たちにしたことをやり返したいんだ」