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ロシア軍は旧ソ連軍時代以来の悪弊である、「指示待ち型組織/現場に指揮権や裁量を与えない組織形態」の
弊害が今回のウクライナ戦争で一度に露呈してしまいましたしね。

その弱点をカバーする妙策として大いに期待された大隊戦術群/BTGも、2022年のウクライナでは通用せずに
かえって損害を増やす羽目になりました。

それに対してウクライナ軍はこの数年で西側に範を取った大規模な組織改革を断行し、現場の裁量権を
大幅に拡大してより臨機応変な対応のできる軍事組織に改編できました。

これがウクライナ軍の士気の高さと国民の明確な目的意識か相乗効果を発揮し、西側諸国からの大規模な
武器援助か届くまでの間に、圧倒的劣勢なはずのウクライナ軍は進撃するロシア軍を翻弄し続け、遂には
首都キーウ方面の侵攻部隊に壊滅的壊滅的打撃を与えて戦局を覆す事に成功しました。