特にエンジンが全く目処が立ってないのは致命的
エンジンの目処が立たないと、どんなに機体設計をしても就役の目処が立たないから
エンジンの目処が立たないと、ほとんどの飛行試験が出来ない
コクピット周りや仮想現実も大事ではあるが、エンジンより先にやるべきことなのかというと非常に疑問
特に海外から出資を前提にする場合は致命的なほどの不安材料になる

昨年7月の航空ショーで、日本のXF9模型とXF9-1の動画が展示されたのは
イギリスもエンジンを用意できているとアピールするしかなかったからだろう(日本製だけど)
そうでなければ別計画でしかない日本の次期戦闘機用エンジンの模型や試験動画など展示する必要が無い
展示すべきはRRが開発しようとしているエンジンについてのアピールだ
この頃から英国のCGや模型だけのアピールは相当に苦しくなっていたのだろう
そしてXF9系エンジン搭載のテンペストというのも選択肢に入れるしかなくなった

こうなってくると、イタリアにとってはイギリスのテンペスト構想に出資するより
日本が開発費は出してくれるF-3に乗った方がコスト的に安いという話になってくる
後は必要なカスタマイズ権と国内産業保護の為の国内生産の権利を獲得すれば全体的コストはテンペストより低い
こうしてテンペスト構想は破綻してGCAPという名の日本の次期戦闘機計画に吸収されることになった