戦争研究研究所(ISW)の専門家らは、ロシアのさまざまなレベルの政府が行動を調整しておらず、同国のベルゴロド州で起きた出来事にどう対応すればよいのか分からないと指摘した。
ISWのアナリストらは、ロシアの不協和音的な反応とベルゴロド州での限定的襲撃に関する報道は、ロシア指導部がこれらの限定的襲撃にどのように対応するかをまだ決めていないことを示唆し続けていると結論付けた。

専門家らは、ベルゴロド州の国境に対する限定的な襲撃や砲撃がロシア軍指導部への批判の焦点になりつつあると指摘した。
ワグナーPMCの創設者であるエフゲニー・プリゴージンは、6月3日と4日、ベルゴロド州の状況を利用してロシア国防省を批判し続け、
特にロシア国防大臣セルゲイ・ショイグ大佐の反応の欠如を批判した。アレクサンダー・ラパンとロシア軍参謀長ワレリー・ゲラシモフ陸軍大将も。
さらにプリゴジンは6月4日、ウクライナ軍がバフムート南西部の陣地を取り戻した可能性があると述べ、ウクライナ軍がバフムート市の南西部郊外に陣地を確保しているというウクライナ報告を裏付けた。