電波のお裾分け

南の島の上等兵
@JGSDF_OKINAWA
「広さ」ではなく地理の視点から戦車の島嶼防衛の優位点を語って貰いたい。
沖縄本島は北部は山岳地帯、中南部は起伏のある地形で住民が密集する市街地がある。
太平洋戦時の沖縄とは地形や環境が様変わりしているので戦車戦よりも市街地戦での戦車の役割が求められるが主要道路も狭く、裏道は戦車も入れない道路があります。
また130万の県民が那覇港や那覇空港に避難して脱出する中で戦車が主要な道路をスムーズに進軍出来ると考えるのも非現実的です。
沖縄で戦車を運用するには沖縄戦当時の第32軍の様に防御戦法を目的とするのか沖縄に上陸して来た侵略軍に対して逆上陸しておこなうのか?
防御戦法なら市街地戦の瓦礫を撤去するドーザーや戦車の掩体壕なども必要ですが場所や機材はどこに確保するのか? 
逆上陸するのなら輸送船や陸上げする港湾設備は整っているのか? 
問題は山積みですね。私は仮に中国軍が沖縄本島に攻めて来ても戦車の機動戦は無理で間接射撃ぐらいの活躍しかない
マニアが考える程度には戦車が島嶼防衛で活躍するのは無理がある。相手を水際で叩けるのなら勝利出来ると思うが逆上陸で10式&90式戦車を島嶼に送り込むのは全滅覚悟の投入作戦となるだろう。沖縄本島や八重山諸島に戦車を容易に陸上げ出来る港湾施設は限られているし、有事には破壊される可能性大。