これは勉強になるわ。


https://sputniknews.jp/20230608/tnt-16227116.html

しかし問題は、民間産業と軍需産業とでは使われるTNTの質が異なるということである。TNTの製造に際しては硫酸と硝酸が残るが、砲弾に使用するには、精製されたTNTが必要とされる。第一に、精製されていないTNTは時間の経過とともに部分的に液体と化す。砲弾に使用するのにこれは大変危険である。なぜなら砲身の中で弾薬の爆発を引き起こす可能性があるからだ。第二に、精製TNTは精製されていないものよりも遥かに強い爆発力を持っている。これは砲弾を製造するにあたり重要なことである。
つまり、調達されることになるのは、砲弾の製造に適した精製TNTである。米国でもTNTは製造されているが、精製のための工場が経費削減などを理由に閉鎖されているものと思われる。