ISW論評
https://www.understandingwar.org/backgrounder/russian-offensive-campaign-assessment-june-8-2023
ウクライナは、6月4日日曜日から展開している広範な反攻努力の一環として、前線の
少なくとも3つの部門で反撃作戦を実施し、異なる結果をもたらした。

ウクライナ軍は6月7日から8日の夜にかけて、ザポリージャ州西部で限定的ながらも大規模な攻撃を行った。

ロシア軍は明らかに教義に基づいてこの攻撃を防御し、6月8日の
時点で当初の陣地を取り戻したと伝えられている。

ロシア国防省(MoD)は、いつになく一貫性のあるウクライナ攻撃に対応し、攻撃を撃退し
失われた陣地を取り戻した南部軍管区部隊を称賛した。

ロシア情報筋は、6月8日の攻撃でロシアが成功したと主張する説明を提供し、ウクライナ軍に対する
ロシア軍の電子戦(EW)システム、航空支援、地雷の効果的な使用を賞賛した。

ロシア軍は、オリヒウ南西でのウクライナ軍の攻撃に対抗して、正式な戦術的防御原則を実行したようだ。

6月8日のザポリージャ西部でのウクライナ軍の攻撃は、現在の反攻におけるウクライナ軍
の能力の全範囲を表しているわけではない。
さらに注目すべき点は、この特定の地域に展開しているロシア南部軍管区軍は、ロシアが戦域の他の
地域に展開している部隊よりも質の高い部隊集団である可能性が高く、その防御パフォーマンスが
他の地域のロシア軍部隊の防御能力を反映している可能性が低いことである。正面。

ロシア軍と占領当局は、カホフカ水力発電所(KHPP)のダム決壊による洪水の
人道的影響をさらに悪化させ続けている。
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、年次記者会見を2023年6月から
2023年11月か12月まで延期すると報じられている。

ロシア軍はクピャンスク-スヴァトーベ線とクレミンナ周辺で限定的な地上攻撃を続けた。
ウクライナ軍はバフムット周辺で限定的な勝利を収め、ロシア軍はアヴディウカ-ドネツク市線に
沿って限定的な地上攻撃を実施した。