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断末魔
だんまつま
仏教では、末魔に触れて命を断つこと。末魔はサンスクリット語のマルマンmarmanの音写で、「関節、致命的な部分、傷つきやすい場所」を意味し、結局「急所」のこと。特殊な急所に触れて、末魔を断てば死に至ると考えられ、また末魔を打てば精神に異常を生ずるともいう。転じて、「まさにいまわのきわの苦しみ。息を引き取るまぎわの苦しみ」をいい、「断末魔の苦しみ」という。
[石上善應]