欧米の支援疲れでウクライナがやむなく停戦‥と珍露派は信じたいようだが、
話の順番が違っている。最悪のケースは、ウクライナの戦争疲れで欧米がやむなく
支援中止のリスクがあるということだ。
逆に言えば、ウクライナがリングに立っていられれば支援は半永久的にづつく。
NATOという、史上最大の軍事同盟の唯一の仮想敵国が隣国に戦端を開いたのだ。
こんなチャンスは2度とやってこない。ウクライナを励まし励まし、長期戦に
持ち込んでロシアを打ちのめしてリング外に放り出すことができるのだ。
そのためには何としても長期戦に持ち込むことが肝要。
ロシアはNATO戦には踏み切れず、だらだらと大消耗を重ねながら、泥沼のウクライナ戦争はつづく。
欧米にすれば、ウクライナ戦争は「一石二鳥」どころか、三鳥にも4鳥にもなる、
願ってもかなわなかった空前のチャンス。しかも実戦ベースで詳細極まるデータも手に入れ、ロシア軍のズタボロの実態も
解明できた。さらに、いまだにジェットエンジンなどはロシア製の劣化版を
使っている中国人民解放軍への衝撃も計り知れない。台湾問題の同時解決にもつながるだろう。