韓国が中国の属国だった過去があるわけない」――韓国の名門大学の学生も知らない「ソウルの独立門」の由来
6/21(水) 6:15配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/ba89a3a416a4e485d48d22456b35677918796932
ソウル特別市の西大門区にある独立門は、日清戦争の後に締結された下関条約によって、
朝鮮王朝が清からの独立を認められたことをきっかけに、朝鮮の独立協会によって
建設されたものである(1897年完成)。
しかし韓国では、17世紀のホンタイジの侵略以降、朝鮮王朝が清の属国であったことが
ほとんど知られておらず、ソウルの独立門も、清からではなく日本からの独立を記念して
建てられたと勘違いしている人が多いという。
フェリス女学院大学教授の新城道彦さんも、ソウル留学中に、名門大学の大学院生ですら、
独立門の由来を知らないことに驚いたという。新城さんの新著『朝鮮半島の歴史―政争と外患の
六百年―』(新潮選書)から、一部を再編集してお届けする。
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朝鮮半島の歴史をトピックごとに分割するのではなく、長い視野で描きたいという希望は、
以前から心の片隅にあった。そのきっかけは、ソウル留学中に親しくなった延世大学の
大学院生との会話にある。どのような話の流れだったかはよく覚えていないが、
独立門の話題になったときに、この門が清からの独立を意味して建てられたことを
知っているかと尋ねたことで、軽い口論になったのだ。
その大学院生は、韓国(朝鮮王朝)が中国(清)から独立する理由などないし、属国だった
過去があるわけないと反発した。韓国人の歴史認識に興味を持った筆者は、その後も
延世大学やソウル大学の学生10人ほどに独立門がどこから独立したときに建てられたかを聞いて回った。
1人だけ自信なさげに「たしか……清だっけ?」と答えた以外は、すべて「日本」という回答であった。
20年ほど前に行った簡易な「調査」ではあるが、現在もこの結果はそれほど変わらないと思う。
三・一独立運動を称える三・一節になると独立門の前で大々的なイベントが行われたりするため、
そのイメージに引っ張られている人は少なくないであろう。

「朝鮮」という国号すら明に決めてもらった属国中の属国、ホンタイジの前から明の属国