ロシア政治を専門とする筑波大・中村逸郎名誉教授が26日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」
(月~金曜前8・00)に出演。ロシアの民間軍事会社ワグネルによる武装反乱について言及した。
ワグネルの創設者プリゴジン氏は24日、首都モスクワへの進軍停止を表明。同氏は今後、
隣国ベラルーシに出国し、事実上の亡命とみられる。
懸念されていたワグネル部隊とロシア軍の衝突は回避されることになった。
ロイター通信によると、ワグネル部隊は制圧していたロシア南部ロストフ州にある
南部軍管区司令部から撤収した。これに先立ちベラルーシ大統領府は、
ルカシェンコ大統領がロシアのプーチン大統領との電話会談を受けてプリゴジン氏と協議し、
ワグネルが進軍をやめ、緊張緩和の措置を講じることで合意したと発表。
事態打開のために仲介役を担ったと強調した。
ロシアのプーチン大統領は一時「武装反乱だ」と非難し、鎮圧すると表明。
これに対し、プリゴジン氏は「大統領は大きな間違いを犯した」と投降を拒んでいた。

MCの谷原章介が「モスクワではこの騒動について一切、報道されていないということですけれども、
なぜ報道されないんでしょう?」と聞くと、
中村教授は「何といってもプーチン政権ができて23年間、
初めての本格的な反乱が始まったということで、
さすがにプーチン政権の威信を失墜させるのではないかということで
国営放送ですけども放送できなかったということです」と自身の見解を交えて説明した。

ロシア国民は知らんのか