https://newspicks.com/news/6943454/

記事の内容はさておいて、事実関係だけでいうと、
イタリアは2022年4月には国防大臣が日本の次期戦闘機に関心がある態度を示している

これは結構重要なサインで、国防大臣が発言する段階になると
イタリア軍当局内では相当にテンペスト構想への不信感が強まっていたと考えられる
この時のイタリアはテンペスト参加国メンバー

これより以前にイタリア当局の事務方や技術系の人達は日本に来日し
日本がもってる技術や次期戦闘機の開発進捗を知るようになっていたと推測される
イギリスが掲げる構想はコスト的にも技術的にも準備不足でリスク高と見なすようになっていた
日本の次期戦闘機と同時期に実戦化を掲げながら、用意している技術や開発進捗が日本に比べて相当遅れていることを知ることになった

この頃になると、既にテンペスト構想は相当に危機的状況だった
エンジン開発の遅れはテンペスト陣営内でも問題視する声が上がったと推測される
だから昨年7月の航空ショーで日本のXF9の模型とXF9-1の試験動画をテンペストブースで展示するはめとなった
日本のエンジンを利用した機体開発案もテンペスト参加国向けにアピールする必要が出てきた
同時にデモ機制作をアピールして不信感払拭に努めようとしたが、やっぱりノンビリスケジュールで、イタリアが納得することがなかった

日本のエンジン使うなら、機体だって日本と同じでいいだろうという話に進んでしまった
それが昨年8月頃に出てきた同一機体説
先に離脱したスウェーデンに続き、イタリアも不支持となればイギリスには為す術がない
このまま空中分解だとイギリスの面目丸つぶれ
日本側の配慮もあり、日本の開発方針と次期戦闘機を丸ごと受け入れたGCAPという名称にした
開発方針や設計の主導権は放棄し、カスタマイズ権や国内での生産権面での交渉をすることにした

こんな感じで事態が動いた