プリゴジンの乱が見事に炙り出した、ロシア地上軍の激しい損耗度
ウクライナの反転攻勢が3か月続けばほぼ壊滅か
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/75819
ワグネルの前にロシア地上軍の姿なし
エフゲニー・プリコジン氏と彼が率いるワグネル部隊は武装蜂起(6月23~24日)し、
ロシア・ロストフ州内の南部軍管区司令部を占拠した。
さらに北方に移動して、ボロネジ州ではロシア軍攻撃ヘリを撃墜した。
さらに、モスクワに向かって前進し、モスクワまであと200キロのところまで到達していた。
モスクワに向かう道路には、砂を積んだ大型トラックが道路を塞ぐように置かれていた。
これらの車両は、軍の戦闘車に簡単に押し出されてしまうので、ほとんど無意味なことであった。
モスクワでは、連邦保安局の装甲車が市内に展開した。保安局の装甲車は、
軍の戦車や歩兵戦闘車と互角に戦える兵器ではない。

私は、ロシア軍が、ウクライナの国境から、モスクワまでの主要経路には、
地上軍の一部を配置していると思っていた。
だが、前回と今回の武装勢力によるロシア国内への侵攻で、ロシアの国境の防衛や
モスクワを防衛する地上軍部隊は配備されていないことが分かった。
つまり、戦闘部隊はウクライナの戦場にほぼ全戦力を投入していることが暴露されたのだ。
軍の教育機関や整備に残している兵器だけが数%あるだけで、
これらを除きウクライナに95~98%を投入しているということだ。

ロシアは、これから国内を守る地上部隊がなくなるまで、一か八かでウクライナで消耗し続けるのだろうか。
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賭けに負けているのに全財産つぎ込む感じ