6月21日、政府は「マイナンバー情報総点検本部」を立ち上げた。
デジタル庁、総務省、厚生労働省が中心となり、省庁横断で他人情報の紐づけが判明したマイナ保険証など、
マイナカード取得者向けサイト「マイナポータル」で閲覧できる全29項目を検証するという。
データの誤りについて、秋までに洗い出すことを決定している。

岸田文雄首相は同日、官邸で開いた初会合で
「新型コロナウイルス対応並みの臨戦態勢で、国民の信頼を1日も早く回復するべく、
一丸となって全力を尽くしてほしい」とハッパをかけたが、
早くも小池百合子東京都知事は、6月23日の定例記者会見で「秋までは難しいんじゃないか」と疑問を呈している。


この検証の司令塔になるのが、河野太郎デジタル担当大臣。
その河野氏が、6月25日に新潟県新発田市で講演した。

「(マイナンバーカードの問題で)いろいろとご迷惑をおかけしている」と陳謝したのち、
「原因を特定したので、(ミスを)防ぐためにひとつひとつ対策を打っている」と語ったが、
その後はよほどフラストレーションがたまっていたのか、愚痴とぼやきの連続だった。

そして、国会などで野党議員から批判されていることについては
『マイナンバー制度は民主党政権がつくった制度。おまえが始めたんだろ、と言い返したくもなる』と、
苦笑まじりに愚痴をこぼしていました」(政治担当記者)

この発言に、立憲民主党の蓮舫参院議員がすぐさま参戦。6月26日のTwitterで
《はい? 確かにカードを始めたけれど、その後の制度設計や運用は自民党政権。
協力できることはしてきましたが、間違いは常に指摘と改善の提案。
が。昨秋、突然紙の保険証を廃止と言い出して地方自治体にカード普及を急がせた上に丸投げ。
問題噴出されたのはどなたですか?》と、猛反発した。

https://news.livedoor.com/article/detail/24499107/