元GRU大佐 クヴァリチュク
戦争開始後、半年経ってからのネット放送にて



我々はソ連時代に綿密に西側の兵器を調べ、
その長短を研究した

結論としては、西側の兵器は性能がそれぞれ我々のものより上だったが、
--つまりソ連製のものよりだ--
しかし、生産力は我々のほうがうわまわっている面があった それも大いに


そこで我々はミサイル兵器を大量に生産して国内の配置を工夫し、
強力な防空網をNATOの壁として作り出した
実際に偵察機を撃ち落したこともあるし、効果的なものだったと思う

そしてソ連最強の防空網はウクライナに敷設された

私はこの戦争が始まったと聞いたとき、瞬間的にそのことが頭をよぎった
ウクライナの軍人は良い兵器をもっているわけじゃないが、防空の要点を理解しているのだ
だから我々の兵器が簡単にウクライナの上空を制圧できると思っているのは間違いだ


さて、兵器については、ロシア共和国の兵器は世界でも最強だという話をよくロシアのテレビで目にする
それが本当であることを望むばかりだ
ソ連は量で勝負した 

あと、もう一つ 
ソ連は国防のための戦略は充実していたが、他国を制圧するための戦略は貧困だったことも付け加えたい