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昨今のロシア軍の砲兵の損害が突出している理由の一つがコレかも知れない。

ロシア軍は次々と重迫撃砲を投入するもウクライナ軍が即座に破壊
Forbes JAPAN 7/5(水) 13:30配信

ロシアの巨大な240mm自走迫撃砲がウクライナの戦場に続々と出現している。 そして姿を現すやすぐに破壊されている。
この不格好な獣のような自走迫撃砲の展開は、ロシア軍の火砲がますます逼迫し、生き残る可能性が低い旧式の兵器に頼っていることの表れかもしれない。

2S4チュリパン(チューリップの意)は、現在世界で使用されているものの中で最大の迫撃砲だ。
最新の自走砲と同じように無限軌道の装甲車に搭載されているが、長距離砲ではなく巨大な短距離迫撃砲だ。
チュリパンの生産は1959年から1988年まで。 つまり、最後の1両は生産から45年が経過している。
それでもロシア軍が現在前線に配備しているほとんどの戦車よりは新しい。
(中略)
現代の砲撃の任務は「シュート&スクート」と表現されることが多い。
この戦法では砲弾を数発発射した後、反撃の砲弾を回避するために急いで射撃陣地から離れる。
双方が対砲兵レーダーを配備し、ドローンが敵陣後方で発射を常に監視しているという、ウクライナで展開されているような熾烈な戦闘で生き残るために
は不可欠な戦法だ。 チュリパンは発射準備に約25分間かかり、1分間に1発しか撃てないため、このような戦いには向かない。
パラディンは停止してから60秒以内に初弾を発射でき、1分間に8発発射できる。

重迫撃砲は射程が短い。これは、敵に発見されやすく、遠くから攻撃されるかもしれない戦線の前方に配置しなければならないことを意味する。

チュリパンは中世の攻城砲のようなもので、長期間にわたって固められた防御を徐々に壊していく。
現代の機動戦に合わない特殊な武器であるため、ウクライナでの戦争の初期にはあまり見られなかった。(後略)
https://news.yahoo.co.jp/articles/24b3ed25e84e9a435990ef120a4fc3eb6bca9427