「日本人なのに不法滞在と宣告されました」 国籍法問う教授の闘い


 「あなたは不法滞在の外国人です」。大学教授の50代女性=京都市=はある日、いきなり国からそう宣告された。
両親は日本人で、自分も日本で生まれたのにだ。日本のパスポートも発給されず、今も海外に出られない状態が続いている。
「時代遅れ」とも言われる国籍法の規定がすべての原因だった。

カナダ国籍となり、日本国籍失う

 教授が国を相手取って起こした訴訟の記録などによると、教授は日本人の両親の下、東京都で出生。
1999年の米国留学後、カナダ国籍の男性と知り合って結婚した。カナダ国籍を取得したのは2007年。
カナダ政府から研究費の助成を受けることな

どに必要だったためだ。留学以降ずっと日本を離れ、北米での生活は20年近くに及んだ。

https://mainichi.jp/articles/20230704/k00/00m/040/160000c

おまえは既にカナダ人であって日本人じゃあない、さっさと帰れとしか。