『「超」入門 失敗の本質』では、7つの視点で『失敗の本質』が紐解かれていく。

① 「戦略性」──俯瞰的な視点から最終目標への道筋をつくれない
② 「思考法」──革新が苦手で錬磨と改善が得意
③ 「イノベーション」──ルールをつくり出せず既存のルールに習熟する
④ 「型の伝承」──創造ではなく「方法」に依存する
⑤ 「組織運営」──勝利につながる現場活用が苦手
⑥ 「リーダーシップ」──現実を直視し環境変化に合わせて判断できない
⑦ 「メンタリティ」──「空気」と同調圧力、リスク管理の誤解

本書を読んで改めて感じるのは、日本人にははっきりと「苦手」があるのだということだ。
大きく考えること、
新しいやり方を始めること、
自分でルールを作ること、
創造を受け入れること、
現場を重視すること、
正しい判断を下すこと、
現実を直視すること……。

だが、これは他人事なのではない。
自分自身のことでもあるのである。