アメリカの流出文書
 ・アメリカはウクライナを信用していない
 ・2023年も膠着状態が続く
 ・ウクライナの防空の89%を占めるSA-11およびSA-10は3月31日と5月2日に枯渇する
  (BBC追記 ロシアが大規模攻撃止めたので実際には持ちこたえている)
 ・ウクライナの反転攻勢が大成功はない 少しばかりの領土回復の可能性はある


https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-65320185

例えば、双方の人的・物的損害がどれくらいなのかという重要な問題。生データから状況は浮かぶが
(死傷兵はロシアが22万3000人、ウクライナは13万1000人)、国防総省はこの数字に「低い信頼性」しか置いていないことが、流出文書から分かる。
理由はいくつかある。作戦上の秘密保持、意図的な改変、「ウクライナによる情報共有についての潜在的偏見」と呼ばれるものなどだ。
つまり、ウクライナにとってアメリカは最も重要な同盟国かもしれないが、アメリカは提供される情報を信用しているとは限らないのだ。

その中では、この戦闘が「2023年を通して膠着(こうちゃく)状態に陥る可能性が高い」という見方に、国防総省は「中程度の信頼性」をもっていると書かれている。
しかし、「ウクライナの作戦の持続力を正確に推定できれば」さらに大きな信頼性をもてるとも記されている。
さらに、2022年後半のウクライナの反攻がロシアの士気と装備に及ぼした影響は、完全には把握できないと書かれている。

枯渇するとみられていたが
2月後半に作成された少なくとも2点の文書では、ウクライナの防衛にとって重要な地対空ミサイルである、
ソヴィエト連邦時代のSA-11とSA-10が、それぞれ3月31日と5月2日までに枯渇する見込みだと書かれている。
この二つのシステムがウクライナの中・長距離の防衛の89%を占めていると文書に記されていることを考えると、恐ろしい予測のように思える。
この予測は「現在の迎撃ミサイルの消費量」に基づいたもので、ウクライナはロシアの生活インフラに対する攻撃に、あと2?3波しか耐えられないと結論づけている。
だが実際には、ウクライナのインフラに対するさらなる大規模攻撃は実施されていない。そのため、ウクライナは貴重な在庫を少しばかり長く保有できている。