機体共通化の話が急な話だったのは、防衛白書の記載を見ればわかる
防衛白書の作戦は6〜7月に作成されて、8月に発表になる
記載内容は発表年の6〜7月迄に編纂されたものが掲載されることになる

昨年の防衛白書には日本の次期戦闘機とテンペストは別計画前提の協力を検討してることが記載されていた
内容的にはサブシステムレベルの協力拡大や、そのための共同分析がされていることが記載された
技術レベルでの日英協議・交流は別計画前提での協力を纏めようとしていた
イギリスのデモ機制作構想も、昨年7月に公にされたので、当然の事ながらイギリス主導のテンペスト前提の企画だった
日本の次期戦闘機開発とは関係なく、2027年迄に飛行という話も昨年7月からされていた

それが急転したのが昨年8月頃から機体共通化の話が出てきた
ようは技術開発レベルが知らないところで大問題が発生したということ
日英共に技術レベルでは機体共通化なんてことは想定してないところで問題が起きた
デモ機が日本が参加しないのは当然の話で、イギリス主導のテンペストの為のデモ機

それがテンペスト構想が突然死した為、既に計画の予算が一部執行されていたデモ機事業は生き残ってしまった
当然のことながら、GCAPは次期戦闘機がなるので、デモ機は日本の次期戦闘機とは関係なく、GCAPに成果を反映するのもごく僅かしかない
時系列で考えたら、デモ機がテンペスト前提での企画だとすぐにわかる
そして、テンペスト構想が出資問題で突然死したことが非常によくわかる
イギリス国防省は出資問題でテンペストがお陀仏になることを、あまり予想してなかったようだ
イタリアやスウェーデンの動きを相当になめていたのだろう
特にイタリアが日本の次期戦闘機へ鞍替えするのは想定外だった模様