昭和天皇には戦争のセンスがあった!
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/76079?page=2
海軍はガ島のアメリカ軍飛行場の機能を奪うために、
金剛・榛名の戦艦2隻をガ島沖に突っ込ませて、艦砲射撃でヘンダーソン飛行場を
徹底的に破壊することに成功しました。その結果アメリカ側はその飛行場を使えなくなったのですが、
しばらくすると復旧して活動を始めたので、もう1回1ヵ月後にやろうということで、
また同じタイプの比叡・霧島2隻の戦艦でガ島砲撃を再度やりますと天皇に報告したところ、
天皇は「日露戦争においても旅順の攻撃に際し初瀬八島の例あり、注意を要す」と語ったのです。

これは1904年5月に起こったことで、封じ込められている旅順艦隊に対して連合艦隊が
海側から砲撃を加えたのですが、何回かやっている内にロシア側も日本艦隊がこういう
コースを通るだろう、と予測して夜間に機雷を仕掛けた。その機雷に触れて、
初瀬・八島2隻の戦艦が沈没したという大事件です。
戦艦が6隻しかない中、2隻がいっぺんに失われてしまったということですから、これは大変な損害です。

的中した「2戦艦沈没」の懸念
実際、アメリカ側の待伏せ攻撃によって比叡・霧島は沈没してしまいます。