プーチン大統領は7月4日「国内経済が予想以上に好調だ」との認識を示した。「今年の国内総生産(GDP)の成長率が2%を上回り、消費者物価指数(CPI)の上昇率が5%以下にとどまる可能性がある」との報告を受けての発言だ。 エネルギー輸出収入が減少している中、ロシア経済を牽引しているのは製造業だ。 S&Pグローバルが7月3日に発表した6月のロシア製造業購買担当者景気指数(PMI)は52.6となり、好不況の分かれ目となる50を14ヵ月連続で上回った。