>>376
>気分はもう戦争は原作矢作俊彦よー。

あれも舞台が1980年の近未来戦記カテゴリーな戦争ギャグマンガでしたな。

思想も経歴もバラバラな主人公三人組が、気ままに中央アジアから中ソ国境地帯を彷徨う間に、突如勃発した
中ソ国境紛争に巻き込まれ、最終的には偶発核戦争の瀬戸際に至る・・

という話でしたが、人民解放軍の戦争がまんま人民戦争スタイルだったり、林彪事件で失脚した林彪派の側近が
砂漠の廃墟で生き延びていたり、日本海に空母ミンスクが現れたりと時代を感じさせる内容でした。

結局この紛争は米ソの出来レースじみた案件だったらしく、当時日本が国策として中国内陸部に建設した大型
工業ブラントの多くが紛争のドサクサで戦術核を撃ち込まれ壊滅。

その被害は経済大国日本を瞬く間に左前にする程であり、ボンクラ三人組が日本に帰った時には日本は空前の
大不況とインフレに喘ぎ、街は失業者に溢れ自衛隊に喰い詰めた若者や高校球児が殺到し、評論家からは
「今や日本人の勤労意欲はイタリア人以下」と言われる没落破綻国家状態に。

そしてボンクラ三人組は政府から中ソ紛争時の内実を見聞きした経験を買われて、公務員にならないかと
誘われるものの、そんな気は更々無く、もうこんな日本に要は無いとばかりに次はアフリカを目指すのであった・・・

で第一部は完。