ウクライナの反撃はF-16なしで可能か - NYT
2023年8月13日

・多くの軍事専門家はF-16が反転攻勢に影響を与えることに疑問を持っている
・バイデン政権はNATO諸国がF-16戦闘機をウクライナに派遣することを許可するまで1年以上かけた
・パイロットがこれらの航空機で訓練を受け実戦投入される頃には、地上部隊への支援が手遅れになってる可能性
・ウクライナは大規模な航空支援なしで反撃を成功できるか?答えはYes
・米国と欧州、そして西側の国防アナリストも同様の意見
・専門家は、空軍力の不足により、ウクライナは今夏ロシアの攻撃ヘリに対して不利な立場にあると指摘
・ロシア軍のヘリコプターには対戦車ミサイルが装備されており、発射距離が遠すぎたり、低すぎたりしてウクライナの防空網が迎撃できない
・戦闘機を増やせばウクライナはこうした攻撃から地上部隊をより良く守ることができる
・一方で、ウクライナ軍が今必要としているのはそれではないとの指摘も有る
・現在、ウクライナとロシアは両国とも強力な防空体制を備えている
・両国とも有人戦闘機による前線付近や前線後方への空爆をほぼ阻止している
・ウクライナ空軍のパイロットは、標的にならないように、目標に近づきすぎたり、長時間空中に留まったりしないように努めている
・米当局者は、結局こうした制限があるのでF-16を保有したとしても地上部隊を支援できるかどうかは不明だと言う
・ウクライナは諸軍連合アプローチを採用しようとした反攻の初期に多大な死傷者を出した
・その結果、消耗戦でロシアの戦闘能力を弱めるための砲撃とロケット弾射撃という、従来の戦術に戻ることを決定
・数機のF-16を戦闘に送り込んだだけでは、戦争に大きな違いは生じない