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政府指導の元、誤魔化してる

増加する中国の潜在不良債権
2022年10月27日
https://www.jri.co.jp/page.jsp?id=103760#:~:text=%E3%81%93%E3%81%AE%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%97%E3%83%AB%E3%83%87%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%82%92%E5%9F%BA,%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%8C%E8%AA%AD%E3%81%BF%E5%8F%96%E3%82%8C%E3%82%8B%E3%80%82

中国政府が公表している統計では、コロナ禍によって不良債権が大きく増加していることを把握することが難しい。
政府統計によると、2022年央の商業銀行の不良債権は3.0兆元にすぎず、不良債権比率も2020年央をピークに緩やかに低下している。

この背景として、政府が景気下支えのために融資拡大を後押ししたことが指摘できる。その手段として、まず、ロールオーバーの要請が挙げられる。
2020年以降、政府は、企業の資金繰りを支援するため、借り手の返済能力に問題が発生したとしても、金融機関に積極的な融資姿勢を続けるよう要請した。
既存借り入れ分をロールオーバーさせたほか、新規借り入れも増やすことによって、金融機関全体の融資残高のGDP比は、2019年末の155%から2022年央には176%まで上昇した。
加えて、政府は、不良債権の認定基準を見直して、返済状況が悪化しても不良債権に分類されにくくした。これらの措置によって、不良債権の政府統計は実態を反映しなくなっている。