◼外国人居住者とのトラブルが激化する団地も

一方で、現在進行形で外国人居住者とのトラブルが絶えない団地もある。神奈川県横浜市と大和市にまたがる団地だ。

この団地は住民の国籍が20か国以上という日本有数の多国籍団地で、外国人世帯率は20%以上に及ぶ。

取材当日は外国人を見かけなかったが、日本人の住民たちは戦々恐々としている。
「外国人が夜な夜な広場で酒を飲みながら花札をして騒いでいて、ケンカも絶えません。
仲裁に入った警察官が木刀で殴られたときは、さすがに大ごとになったけど」  
そう話すのは、この団地に10年住んでいる小沢浩一さん(仮名・66歳)。

また、それ以上に深刻なのが、高齢者間でのいじめの横行だという。
昨年、越してきた若林由美さん(仮名・61歳)が乗る自転車は傷だらけだった。

「根も葉もない噂を流されたり、物を盗まれたり、自転車を壊されたり……。
最近は体調も優れず、きっと悪い電波を飛ばされてるんだと思います。
昔からここの住民は新入居者いびりが酷く、近隣から『いじわる団地』と蔑称されているようです」  

この団地の高齢者世帯率は60%。
高齢者と外国人で住民の8割を占めるこの団地には、住んでみないとわからない問題があるようだ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/c870136166f81ad45baa08042ccb165