旧ソ連からの伝統で、軍事的合理性は二の次で最上層部が決定した方針に沿って作戦が立てられる
それぞれの指揮官が各々下位の部隊に命令が出され、末端の部隊では「前進しろ、質問は許さない」となる
ある部隊では「やってる感」のためだけに無意味な攻撃を毎日延々と繰り返され、
「撤退は許さない、後退したら直ちに逆襲しろ」という暗黙の命令が戦線全体に出されている
上からの「撤退命令」がない限り逆襲は暗黙の行動であり、消耗し続けても逆襲が強要される
人的資源とアメリカの軍事援助、そして連合軍との挟撃があったからこそ勝てた独ソ戦時の旧ソ連軍のドクトリン

21世紀の今、そんな軍事ドクトリンで多数の軍事支援を受けている国相手との正規戦が通用するはずがない