MDや防空システムの進化と概要は

まずアメリカが基本のアナログイルミネーター誘導方式たる1-3世代防空システムを作った。世代的にはターター→スタンダード→PAC2水準
ロシアのMD、防空システム水準はこの1-3世代水準で止まっており、S300は1960-1970年代のホークと同水準

その後イージスやPAC3を筆頭に
いまの位置、方位、速度から慣性の法則的に1-3秒先のミサイル位置を計算予測し、SAMを5-10秒後のラインに打つ予測補正プログラムが実現した
このシステムは中露は持っていなくて、この水準のシステムを生産できるのは現状イスラエル、アメリカ、日本くらい
EUは計画はあったがレーダーのハードウェア的にこのシステムは普及してない

この予測システムはMD必須の基本である。このシステムの延長にイージスのドクトリン、状況毎にソフトウェアが指示対処するシステムが登場した
PAC3はこの判断が人力である


次にPAC3や03式、ESSM、赤外線ミサイルのような高精度追尾ミサイルが登場した。S300はノズル搭載で、機動性はスタンダードより上だが、赤外線ミサイル水準には劣る

その次に低高度補足などの視界補正プログラムや、03式のアクティブレーダー誘導が出てきた

ここまでロシア、中国のSAMはレーダー性能と予測システムで躓くため
十分なバトルドクトリンを準備し応対できず、場当たり的防空戦しかできない