中国に迫る試練、金融危機か長期停滞か 社会不安の芽も
ttps://jp.reuters.com/article/china-economy-idJPKBN30A050
>中国の習近平国家主席が10年前に打ち出した最初の経済大改革プランは最も大胆な内容で、
2020年までにサービスと消費が主導する西側スタイルの自由市場経済への移行を目指すという構想が描かれていた
60項目に及ぶこのプランが意図したのは、開発途上の国に適した時代遅れの成長モデルに修正を加えることだった。
ところが、改革案のほとんどは立ち消えとなり、旧態依然の政策に依存したままの中国経済が新たに生み出したのは、
大規模な債務と過剰な生産能力だけとなっている。

<危機か停滞か>
中国では短期的な問題解決策と言えば、永続的な債務を生み出すだけの投資とだいたい相場が決まっている。
これを別にすると、今後考えられる道は3通りあるというのがエコノミストの見立てだ。
一つ目は債務償却や過剰生産能力抑制、不動産バブル解消に素早く取り組むことによる、痛みを伴う危機の到来である。
二つ目は、何十年もかけて低成長を甘受しながらさまざまな過剰を払しょくしていく展開だ。
そして最後は、構造改革を断行して消費主導型経済に転換し、目先の痛みを受け入れながらもより急速かつ強力な経済成長を取り戻す未来の到来である。

こうした構造改革の失敗で、中国経済が次のどこに向かうのか、という疑問も浮かび上がる。
もっとも構造調整を長引かせて危機を回避すれば、若者の失業率が21%を超え、
家計資産の70%を不動産が占める中国の社会的な安定が脅かされるリスクが出てくる。

<方向転換できない理由>
改革案は、資本流出懸念から株価と人民元が急落し、当局の間に混乱を招きかねない
改革は避けたいという空気が生まれた2015年以降、ほとんど言及されなくなっている。

長いが、要するに集金プーは指導者として愚劣であり、小泉親父の様な構造改革は不可能だったと言う事だ。
構造改革が出来ないまま行くとガチでアルゼンチン化なんだけど中国どうするんだろうな?