https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-09-20/S180VZT0AFB401
キオクシアホールディングスと米ウェスタンデジタル(WD)の経営統合を支援するため、
三井住友銀行など3メガバンクが最大2兆円の融資実行に向けて検討に入った。
10月半ばに融資を約束するコミットメントレター(融資証明)をキオクシアに
提供する方向で融資条件などを詰めている。資金的な裏付けをすることで両社の
経営統合を後押しする。複数の関係者が匿名を条件に明らかにした。
同関係者らによると、2兆円の内訳は融資1兆6000億円とコミットメントライン(銀行融資枠)4000億円。
融資のうち3000億円を日本政策投資銀行(DBJ)、残りの1兆3000億円を三井住友銀行、
みずほ銀行、三菱UFJ銀行が均等で担う方向だ。
経営統合の際に既存融資の借り換えに充当するほか、現在出資している株主に対する
特別配当に充てることも検討する。コミットメントラインは、経営統合までの間に運転資金として
活用できるようにする。
同関係者らによると、キオクシアとWDは共同で持ち株会社を設立する。出資比率はWDが50.5%、
キオクシアが49.5%。持ち株会社の下にNAND型フラッシュメモリーを生産するキオクシアなどの
事業子会社をぶら下げる。フラッシュメモリー事業子会社は当初、ナスダック市場での上場を維持するが、
将来的には東京での上場を目指す。


WDの子会社になるの?