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西欧の近代軍隊の「胸甲騎兵」は、軽量化の為に胸部のみの甲冑を装備した騎兵であり、ナポレオン戦争辺りまでは
戦場の花形足りえました。

その後銃火器や砲兵の発達で、大規模な騎兵突撃は自殺行為と同義になり、騎兵という兵科そのものが国情や
地勢での違いはあれ、着実にオワコン化していきました。

胸甲騎兵も殆どの国で廃止されましたが、一部の国では小規模ながら半ば儀礼式典用に残されたりしましたが、
そんな最末期の胸甲騎兵も胸部全体を覆う甲冑など付けず、胸部のごく一部だけを形式的に守る小さな金属片を
身に着けているに過ぎませんでした。

形状としては、後のドイツ軍野戦憲兵が首に下げていた憲兵章のそれに近いとか。
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この防具としての意味の無さはある意味ビキニアーマーに通じる所がありますね。